原遊覧園・原農園のある、信州・塩尻、桔梗ヶ原について
ご案内いたします。
ぶどうの里 信州塩尻市桔梗ヶ原
(kikyogahara.kikyougahara)
信州・塩尻市桔梗ヶ原のぶどうの評価は高くここで栽培されたぶどうで醸造されたワインは、世界のワインコンクールで優秀な成績をおさめています。
そのため、桔梗ヶ原(Kikyogahara、Kikyougahara)は、世界のワイン通にも注目されています
なぜ、桔梗ヶ原のぶどう・ワインが個性的なのでしょうか?
地形
塩尻市の標高は約700メートル。
松本平の南側に位置し標高が高く日照時間が長い事と、松本平(盆地)となっているため、昼間、太陽があたると温度が上がり太陽が沈むと標高が高いため急激に温度が下がります。
これにより朝晩の、温度差(寒暖の差)が大きくなります。
また、周りを高い山々(西に北アルプス連峰 東に南アルプス、南は木曽)に囲まれているために海で発生した雨雲は、これらの山々に当り雨を降らせます。
そのため桔梗ヶ原は晴れた日が多く乾燥し降水量も少なくなります。
(冬場も信州の中では雪が少なく気温の低い地域になります。氷点下10度以下になる日も珍しくありません)
標高が高い、朝晩の温度差が大きい 晴天率が高い事により黒いブドウはより黒く、白いブドウは少し黄色みがっかった個性的なブドウとなります。
また、味も甘いだけでなく適度な酸味で濃い味に感じられます。
歴史
桔梗ヶ原地区は、川や泉がないため水が無く作られる作物が限られています。
その中で水を必要としないぶどうの栽培が明治23年(1890年)より始まりました。
はじめ、ナイアガラとコンコードが植えられました。
その後欧州系ワイン用品種も栽培されましたが、当時は栽培技術が確立されてなかったことと、冬場の低温・乾燥で欧州系のぶどうは枯れてしまいました。
そこで、寒さに強い米国系のぶどう(ナイヤガラ・コンコード)は栽培量が増えていきました。
ところが、ここ数年の温暖化と栽培技術の向上により欧州系のぶどうも枯れることなく栽培できるようになりました。
この頃から信州桔梗ヶ原で栽培されたぶどう(特にメルロー種)を使ったワインが世界のワインコンクールで優秀な成績をおさめるようになって来ました。
現在では、kikyogaharaは世界のワイン通の人々に認知され国内でも「桔梗ヶ原ワインバレー」と呼ばれるようになってきました。
市内には10社以上のワイナリーがあります。
「塩尻志学館高校」には、ワインを醸造する学科もあります。
このように桔梗ヶ原は、全国的にも珍しい特徴のある地域になります。
そして、栽培されるぶどうも個性的な「桔梗ヶ原ぶどう」となります。
桔梗ヶ原の昔話
昔原野であった桔梗ヶ原には、玄蕃之丞と言われる狐が住んでいて旅人を
だましたり仲間の狐たちと一緒に機関車に化けたという昔話も残っています